2010年01月04日
三保の松原
お正月だからというわけでもないですが、
三保の松原に、行ってきました。

えんどうまめ先輩、三保には親しみがあります。
大昔、姉の小豆さんと三保にあるスイミングクラブに通っていました。
スイミングクラブのバスに乗るのは、とても楽しく、
こどもにとっては、チョットした旅行気分でした。
日曜日の練習では、ときどき父の大豆さんがつきそってくれました。
あるとき、帰りのバスでお腹がすいたということで、
大豆さんが昼食用のパンを出してくれました。
小豆さんとふたりでパンをたべていたら、
えんどうまめ先輩は、とつぜん大豆さんに頭をひっぱたかれました。
「え?なにもしてないのに」とびっくりしていたところ、
めずらしく大豆さんが小声で「よく見てみろ」と言いました。
なんと、えんどうまめ先輩がたべていた、
チョココロネパンの太い方から、チョコクリームが大量にはみ出して、
前にすわっていたオバサンの頭のおだんごにべっとりくっついていました。
「嗚呼、やっちまった。ぷっ、でもおもしろい」
いまにも吹き出しそうになりましたが、ぐっとこらえていたところ、
なんと大豆さんは、オバサンに気づかれないように、
おだんごのチョコクリームをそーっと拭き取ろうとしていました。
しかしながら、当然オバサンは後ろのえんどうまめグループの
あやしげな行動に気づいて、不審な顔でふりかえりました。
大豆さんは「すいません、こいつが頭にチョコレートをつけまして」
みたいなことで平謝りしていました。
あのときのオバサン、ほんとうにすみません。
「おだんごについたチョコクリームをとる」
言葉だけ見たら、なんてことないんですけど。
それ以来、チョココロネパンは、細い方からではなく、
太い方から食べることにしています。
さて、三保です。
じつは、えんどうまめ先輩はわりとよく三保に行きます。
松原近くのまん中のおみやげ屋さん「松見屋」さんで
おでんを食べるのが目的です。
やはり、いまでも行く道中に毎度思い出されるのは、
スイミングクラブのバスのことで、
今でこそ、とてもシャイなえんどうまめ先輩ですが、
こどものころは「踊り出したら止まらない」というタチで、
バスのうしろについた車の運転手を笑わせようと、
後部座席に陣取って、踊り狂っていたことが思い出されます。
バスの急ブレーキで、転げ落ちたりなんかして、
あのころの情熱は、いったいどこに行ったのでしょうか。
さて、今年一発目の松見屋のおでんを食したあと、
歩いていたら、こんな建物を発見しました。

たしか11月に来たときは、なかったような気がします。
とつぜんこんなおしゃれな建物がたっていました。
なんだろう、ということで入ってみました。

こぢんまりしていますが、天井が高くていい雰囲気です。
窓から、松原のむこうに富士山が見えました。
どんなお店にみえるでしょうか。
・・・・ここから先は、結果報告とさせていただきます。
はじめに、コーヒーに口をつけてまず思ったのが、
「家に帰ってコーヒーをいれて飲みたい・・・!」ということです。
うっすら飲み残したのですが、見るからに不味そうな姿でした。
また、店内はJ-POPが大音量でかかっており、
えんどうまめ先輩の先にいたお客さんは、
コーヒーとケーキをやっつけて、そそくさと帰りました。
えんどうまめ先輩的に、この状況で東方神起を聴くのは、
とても現実的でモダンだ・・・!と思ったのですが、
このロケーションにさそわれてやってくるであろう
お客さんにとっては、不味いコーヒーもふくめ、
不愉快きわまりないと思います。
なにしろトイレに入っても、
東方神起が追いかけてくるのですから。
都心あたりで名をはせたような飲食関係の著名人が、
最高のロケーションをもとめて、どこかに引っ込む的な状況を
はるかに上回る、すばらしい場所でした。
いまから何千本も松を植えても、成長を待ってられません。
富士山も動くことができません。
こんなすばらしい場所を手にいれながら、
肝心のコンテンツのレベルがたいへん低いのがざんねんでなりません。
また、こんなにつっこみどころが満載なお店もそうそうありません。
建物の雰囲気をぶちこわす、ベタな看板とのぼり
二昔前のモデルハウスにありそうな、ベタなテーブルとイス
アルバイトのおねえさんの、部活のマネージャー的な服装
片付けわすれた、動物の足系のもこもこスリッパ
ワープロ的なメニューボード
ひとくち飲んだだけで、ほかのメニューの程度が、
推してはかれるコーヒー
カラオケ屋さん級のBGM(J-POP)
思い出せる範囲で、こんな感じです。
ご主人とお話したところ、12月1日に着工して、
1月1日にオープンしたばかりだそうです。
お正月で、観光客がふだんよりたくさんきていましたが、
こちらのお店は、あまり知られていないこともあって、
あまりお客さんが入っていないってことでした。
これから先は、知られていない以外の理由で、
一見さんだけを相手にしたお店になることでしょう。
ひとまず、音楽は変えたほうがいいのと、
黒板的な看板を出して、営業中をアピールした方がいいと、
オープンそうそうに、ダメだしをして
帰ってきました。
えんどうまめ先輩は、料理がまったくできませんが、
自分だったら、コーヒーだけでもっと人が呼べる、
そんな自信も感じてしまう、ざんねんなお店でした。
別の側面では、たいへんモダンな体験が可能です。
興味本位で、一度おとずれるのも、ありかと思います。
三保の松原に、行ってきました。

えんどうまめ先輩、三保には親しみがあります。
大昔、姉の小豆さんと三保にあるスイミングクラブに通っていました。
スイミングクラブのバスに乗るのは、とても楽しく、
こどもにとっては、チョットした旅行気分でした。
日曜日の練習では、ときどき父の大豆さんがつきそってくれました。
あるとき、帰りのバスでお腹がすいたということで、
大豆さんが昼食用のパンを出してくれました。
小豆さんとふたりでパンをたべていたら、
えんどうまめ先輩は、とつぜん大豆さんに頭をひっぱたかれました。
「え?なにもしてないのに」とびっくりしていたところ、
めずらしく大豆さんが小声で「よく見てみろ」と言いました。
なんと、えんどうまめ先輩がたべていた、
チョココロネパンの太い方から、チョコクリームが大量にはみ出して、
前にすわっていたオバサンの頭のおだんごにべっとりくっついていました。
「嗚呼、やっちまった。ぷっ、でもおもしろい」
いまにも吹き出しそうになりましたが、ぐっとこらえていたところ、
なんと大豆さんは、オバサンに気づかれないように、
おだんごのチョコクリームをそーっと拭き取ろうとしていました。
しかしながら、当然オバサンは後ろのえんどうまめグループの
あやしげな行動に気づいて、不審な顔でふりかえりました。
大豆さんは「すいません、こいつが頭にチョコレートをつけまして」
みたいなことで平謝りしていました。
あのときのオバサン、ほんとうにすみません。
「おだんごについたチョコクリームをとる」
言葉だけ見たら、なんてことないんですけど。
それ以来、チョココロネパンは、細い方からではなく、
太い方から食べることにしています。
さて、三保です。
じつは、えんどうまめ先輩はわりとよく三保に行きます。
松原近くのまん中のおみやげ屋さん「松見屋」さんで
おでんを食べるのが目的です。
やはり、いまでも行く道中に毎度思い出されるのは、
スイミングクラブのバスのことで、
今でこそ、とてもシャイなえんどうまめ先輩ですが、
こどものころは「踊り出したら止まらない」というタチで、
バスのうしろについた車の運転手を笑わせようと、
後部座席に陣取って、踊り狂っていたことが思い出されます。
バスの急ブレーキで、転げ落ちたりなんかして、
あのころの情熱は、いったいどこに行ったのでしょうか。
さて、今年一発目の松見屋のおでんを食したあと、
歩いていたら、こんな建物を発見しました。

たしか11月に来たときは、なかったような気がします。
とつぜんこんなおしゃれな建物がたっていました。
なんだろう、ということで入ってみました。

こぢんまりしていますが、天井が高くていい雰囲気です。
窓から、松原のむこうに富士山が見えました。
どんなお店にみえるでしょうか。
・・・・ここから先は、結果報告とさせていただきます。
はじめに、コーヒーに口をつけてまず思ったのが、
「家に帰ってコーヒーをいれて飲みたい・・・!」ということです。
うっすら飲み残したのですが、見るからに不味そうな姿でした。
また、店内はJ-POPが大音量でかかっており、
えんどうまめ先輩の先にいたお客さんは、
コーヒーとケーキをやっつけて、そそくさと帰りました。
えんどうまめ先輩的に、この状況で東方神起を聴くのは、
とても現実的でモダンだ・・・!と思ったのですが、
このロケーションにさそわれてやってくるであろう
お客さんにとっては、不味いコーヒーもふくめ、
不愉快きわまりないと思います。
なにしろトイレに入っても、
東方神起が追いかけてくるのですから。
都心あたりで名をはせたような飲食関係の著名人が、
最高のロケーションをもとめて、どこかに引っ込む的な状況を
はるかに上回る、すばらしい場所でした。
いまから何千本も松を植えても、成長を待ってられません。
富士山も動くことができません。
こんなすばらしい場所を手にいれながら、
肝心のコンテンツのレベルがたいへん低いのがざんねんでなりません。
また、こんなにつっこみどころが満載なお店もそうそうありません。
建物の雰囲気をぶちこわす、ベタな看板とのぼり
二昔前のモデルハウスにありそうな、ベタなテーブルとイス
アルバイトのおねえさんの、部活のマネージャー的な服装
片付けわすれた、動物の足系のもこもこスリッパ
ワープロ的なメニューボード
ひとくち飲んだだけで、ほかのメニューの程度が、
推してはかれるコーヒー
カラオケ屋さん級のBGM(J-POP)
思い出せる範囲で、こんな感じです。
ご主人とお話したところ、12月1日に着工して、
1月1日にオープンしたばかりだそうです。
お正月で、観光客がふだんよりたくさんきていましたが、
こちらのお店は、あまり知られていないこともあって、
あまりお客さんが入っていないってことでした。
これから先は、知られていない以外の理由で、
一見さんだけを相手にしたお店になることでしょう。
ひとまず、音楽は変えたほうがいいのと、
黒板的な看板を出して、営業中をアピールした方がいいと、
オープンそうそうに、ダメだしをして
帰ってきました。
えんどうまめ先輩は、料理がまったくできませんが、
自分だったら、コーヒーだけでもっと人が呼べる、
そんな自信も感じてしまう、ざんねんなお店でした。
別の側面では、たいへんモダンな体験が可能です。
興味本位で、一度おとずれるのも、ありかと思います。
Posted byえんどうまめ先輩at15:45
Comments(2)
あっちこっち
この記事へのコメント
えんどうまめ先輩
こんばんは。
…ハンパなく笑った
おばはんのおだんごにチョココルネのクリーム
ヤバい…堪えるの、必死(爆)。
しかも大豆さんの行動にびっくり、だYO
いっそ、ファッションのアクセントとしてそのままで良かったのでは…。
三保のカフェ。
このたたずまいでノボリとか、東方神起かぁ。
…きっついなぁ(爆)
なんかニュアンスがバブル時の清里とかのペンションを彷彿とさせますね。
帰静した際にはおニャンコ倶楽部みたいな服装で是非行ってみます。
まぁ、まだあればの話ですが(笑)。
こんばんは。
…ハンパなく笑った

おばはんのおだんごにチョココルネのクリーム

ヤバい…堪えるの、必死(爆)。
しかも大豆さんの行動にびっくり、だYO

いっそ、ファッションのアクセントとしてそのままで良かったのでは…。
三保のカフェ。
このたたずまいでノボリとか、東方神起かぁ。
…きっついなぁ(爆)

なんかニュアンスがバブル時の清里とかのペンションを彷彿とさせますね。
帰静した際にはおニャンコ倶楽部みたいな服装で是非行ってみます。
まぁ、まだあればの話ですが(笑)。
Posted by 西 タニシ at 2010年01月05日 03:51
西さん、コメントありがとうございます。
ウケていただくことが、えんどうまめ先輩の生きがいです。ありがとうございます。
さすが、西さん!刀豆さんを彷彿させる洞察力です。すばらしいです。建物は、'90〜'00年代のナチュラル系ですが、それ以外のコンテンツは、まさに清里のペンションのノリです。お店のなまえ自体も、ものすごいのですが、ここでは伏せます。
フリーペーパーなんぞにだまされて、広告をばしばし打ったら、西さんのおニャンコ姿の来店は、実現不可能になりそうです・・・。
ウケていただくことが、えんどうまめ先輩の生きがいです。ありがとうございます。
さすが、西さん!刀豆さんを彷彿させる洞察力です。すばらしいです。建物は、'90〜'00年代のナチュラル系ですが、それ以外のコンテンツは、まさに清里のペンションのノリです。お店のなまえ自体も、ものすごいのですが、ここでは伏せます。
フリーペーパーなんぞにだまされて、広告をばしばし打ったら、西さんのおニャンコ姿の来店は、実現不可能になりそうです・・・。
Posted by えんどうまめ先輩
at 2010年01月05日 11:06
