目指せ！手作り番長！！

１２月になったので、
来年夏の大きな仕事にむけて、今から準備です。
というわけで、図書館に行きました。



レヴィ＝ストロースを読みます。
「半年くらいやればどうにかなるだろう」という
非常に甘い考えのもとに、がんばりたいと思います。

１０月末にお亡くなりになった、レヴィ＝ストロースさんは、
享年１００歳だったそうです。長生きしました。
フランスの偉大なひとは、長生きって気がします。
アンリ・カルティエ ブレッソンとか。
て、いまのところそれしか思い浮かびません。

亡くなったばかりなので、借りられてる本が多く、
有名な「悲しき熱帯」も、いきなり２から読み始めるという暴挙です。
わかってないからいいんですよ、と思います。

レヴィ＝ストロースさんのなまえを知ったのは、
「ブリコラージュ」という単語です。
そういうなまえの雑誌があります。

月刊ブリコラージュ



生活とリハビリ研究所

介護の専門誌です。
介護のカリスマ（！）第一人者の三好春樹さんがやっている雑誌です。
三好さんが影響を受けたレヴィ＝ストロースの言葉を
雑誌のなまえにしたというわけです。

三好さんがコラムのなかで、
介護の問題を書きながら、レヴィ＝ストロースにふれていたので、知りました。


えんどうまめ先輩は、この雑誌の愛読者です。
これほどおもしろい雑誌は読んだことがありません。
だいたい７０ページ弱で、￥５００です。
フリーペーパーくらいですが、これは高くないです。
ざんねんながら、一般書店では売ってません。
興味のある方がいらっしゃったら、ご連絡ください。
クールなおさんに、大量に貸したので、
清水駅前銀座のリビングこまつで読めると思います。

さて、レヴィ＝ストロースの本は、
画像をごらんいただくとわかると思いますが
数ページを読んで、脳みそが「ギャース！」といったので、
もう伏せてしまったのですが（！）
チョット南方熊楠を思い出したので、
なんとか読めるかもと、またまた甘いことを考えています。



南方熊楠手帳です。裏もまたすてきですよ。



熊楠本人のスケッチを使っていると思います。

２年くらい前に、ワタリウムで「クマグスの森」という展示があり、
はじまって早々に行ってしまいました。
これは、オンサンデーズで買いました。
もったいないと思いつつ、手帳をまったく使わないのに
中途半端に書き込んだりして、ほとんど使わなかったのに
よごれだけは、しっかりついています。

南方熊楠さんは、粘菌の研究で有名ですけど、
その膨大なスケッチは、どれもすばらしく、
ずば抜けたビジュアルセンスもお持ちだと思います。
著書も、独創的なリズムをもって文章がすすみ、
いままでに味わったことのない落ちどころでした。

青年期でこの容姿なのもすばらしいのですが、
みごとな老い方をしていて、
老年期は、勝新かと思うほどの存在感です。


天は、二物も三物もあたえます。
ない人は、ゼロです。
えんどうまめ先輩は、もちろん後者ですが、
それが多様性の一角をなしているのだと思っています。

二物も三物もあたえられた人、というと
次にこの人を思いつきます。




アメリカの音楽業界でこれだけ活躍しながら、
なお言われる「ハーバード大、主席卒業」は、並みじゃないです。
実物をごらんになった方は、おわかりいただけると思いますが、
この人、立ち居振る舞いが、うつくしい獣のようですよ。






南方マンダラの話がいちばんすきです。
なんにも語ってなくて、すみませーん！